日本の都市部では公共交通網が発達していますが、市街地や田舎を移動する場合は車での移動が便利です。ただ、外国人が日本で車を利用するのはハードルが高いと考える人も多いのではないでしょうか。
この記事では、外国人がレンタカーを利用する上で知っておきたいことを分かりやすく解説します。日本で快適に過ごしたい外国人の方も、外国人を招く日本人の方も、ぜひ参考にしてください。
レンタカー契約に必要な書類
外国人がレンタカーを利用する時に必要な書類は以下の3つだけです。
- 日本で有効な運転免許証
- 在留カードまたはパスポート
- クレジットカード
台湾、スイス、ドイツ、フランス、ベルギー、スロベニア、モナコの免許証をお持ちの方は、自国の免許証と免許証の日本語翻訳文そしてパスポートを携帯している必要があります。免許証の日本語翻訳文は自分で翻訳したものではなく、必ずJAF(財団法人日本自動車連盟)または大使館等で発行された翻訳文を携帯しましょう。
また、日本のレンタカーは原則としてクレジットカードでの支払いになるので、クレジットカードを持っていない人は取得しておくことをおすすめします。
申し込みから利用までの手順
さいしょに日本で有効な運転免許証を用意してください。
・日本の免許証
・国際免許証(ジュネーブ条約)
・外国免許+日本語翻訳文(JAFか大使館発行)
※台湾、スイス、ドイツ、フランス、ベルギー、モナコにて発行された免許証に限る
日本で有効な免許証を手に入れたら、パスポートやクレジットカードも用意しましょう。レンタカーを借りる際にコピーを提出する必要があります。クレジットカードは海外発行のものでも問題ない会社が多いです。
次に、レンタカー予約サイトを通じてレンタカーを予約します。外国語に対応しているレンタカーサイトは、後のセクションで紹介します。
身分証明書・日本で有効な免許証・クレジットカードの準備ができれば即日レンタカーを利用することができます。
レンタカーを返却する時は、返却予定時間までにガソリン満タンにしてから車を指定の場所に持っていきましょう。予定時間を過ぎると超過料金を請求される場合があります。
注意しておきたい日本の交通ルール
日本でレンタカーを利用する場合は、日本の交通ルールやマナーも把握しておきましょう。
・日本の車は右ハンドルで、車線は左側通行
・左折時の巻き込み事故には特に注意すること
・日本の道路では信号や横断歩道がない場所でも歩行者が優先
・強引な車線変更や追い越しは禁止
・危険を避ける目的以外でクラクションを鳴らすことも法律で禁止されている
・日本の高速道路は有料、ETCのルールについても覚えておくこと ※詳細はコチラ(英語ページ)
・高速道路での最高速度は特に指定がない限り100km/h。100km/hを超過する速度で走ると取り締まりを受ける可能性あり。
・日本の標識・看板の大半は日本語のみ。標識・看板の意味を覚える必要がある
英語に対応しているレンタカー予約サイト
日産レンタカー
日産レンタカーでは、英語対応ページから予約をすることが可能です。中国語(繁体字)ページからもオンラインでの予約が可能です。また、別途料金を支払えば、英語でのカーナビも利用することができるのが嬉しいところ。
日産の車が好きな方にぴったりのレンタカーサービスです。
トヨタレンタリース
トヨタレンタリースでは、訪日外国人向けの日本のトヨタレンタカーのネット予約・決済サイト「Rent A Car Japan」が好評で、リピーターの多いレンタカーサービスです。
日本企業ならではの「おもてなし」対応が高く評価されています。
ニッポンレンタカー
日本屈指の大手レンタカー会社が運営しているレンタカーサービスです。ニッポンレンタカーの強みは、営業所の数の多さです。成田空港、羽田空港、関西国際空港には、24時間営業所が設置され、時間を気にする事なく利用しやすいです(※北海道新千歳空港、福岡空港は23時までの営業)。
2016年に、予約サイトが多言語に対応したグローバルサイトにリニューアルされているので、海外の方も安心して予約ができます。
タイムズ カー レンタル
信頼性が高い大手のレンタカー会社「タイムズ」が運営しているレンタカーサービスです。英語だけでなく、中国語にも対応しています。軽自動車をはじめ、スポーツカーや高級車まで、取り扱い車種が豊富なのも魅力です。
24時間英語などでの緊急サポートサービスを提供しているので、故障や事故などの緊急時でも不安なく利用することができます。
ASAHI MOTORS Rent a Car
ASAHI MOTORS Rent a Carは、手厚い英語対応が特徴の長期契約専用レンタカー会社です。事故対応も24時間英語対応の保険会社と提携しているため、外国人の方が安心してレンタカーを利用することができます。
一人一人の顧客に専任の英語対応可能な担当者がつき、慣れない日本での生活までサポートしてくれるため外国人駐在員にもぴったり。
車種はコンパクトカーからラグジュアリーSUVクラスまで幅広く揃えています。
ASAHI MOTORS Rent a Car のサポート体制
ASAHI MOTORS Rent a Carでは以下のサポート体制を整えています。
・一人ひとりのお客様に専任スタッフをつけるため、スムーズなやり取りが可能
・日本全国のレンタカー会社と提携しているため、都内だけでなく全国のレンタカー手配が可能
・法人のお客様は御請求書払いが可能
※原則、他社レンタカー会社では乗車する運転手のクレジットカードで乗車前にお支払いします。
日本の道路ルール、標識の見方、ガソリンスタンドの使い方なども英語で教えることができます。
まとめ
外国人がレンタカーを利用するのに必要なのは、国際免許とクレジットカード、場合によっては身分証明書と外国免許+翻訳文だけ。
審査もなく、店舗で手続きをすれば即日申し込みが可能です。
日本で車を購入・リースを組む際は、書類準備がとても大変で数か月時間を要すこともあります。
そんなときは長期レンタカーを利用しましょう。
ただ、予約サイトは英語に対応していても、店舗や担当スタッフが英語に対応していないケースには注意しましょう。
日本では、レンタカーに限らず様々な店舗のスタッフが英語での接客に対応していないのが現状です。
スタッフも英語に対応しているレンタカー会社を選ぶなら、ASAHI MOTORS Rent a Carがおすすめ。
一人一人の顧客に専任の担当者がつき、慣れない日本での生活までサポートしてくれるため、外国人の方にぴったりではないでしょうか。
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