
日本で家族や友人との旅行を計画している方にとって、10人乗りのバン(例:トヨタ・ハイエース)はとても便利な移動手段です。大人数でのドライブでも1台にまとまって移動できるため、荷物が多い場合や地方への旅行にも最適です。
でも気になるのが、「自分の国際免許で運転できるの?」「10人乗りって特別な免許が必要なの?」という点ではないでしょうか。
この記事では、外国人ドライバーが日本で10人乗りバンを運転するための条件を、やさしく・わかりやすく解説します。
結論:ジュネーブ条約の国際免許+B免許(普通免許)でOK!
まず結論から言うと、ジュネーブ条約(1949年)加盟国で発行された国際運転免許証(IDP)を持っており、母国で「B免許(普通自動車)」の範囲で運転できる方であれば、日本で10人乗りのバンも運転可能です。
日本の免許制度では「乗車定員10人以下」は普通免許で運転可能
日本では、以下のように運転免許の区分が定められています。
- 普通免許(B免許):乗車定員が10人以下、最大積載量が2トン未満の車両を運転可能
- 準中型・中型・大型免許:それ以上の大きさ・重量の車に必要
そのため、トヨタ・ハイエースなどの10人乗りバンは普通免許で運転できる車両に分類されます(自家用の場合)。
観光・旅行でのレンタカー利用なら問題なし

旅行中にハイエースなどの10人乗りレンタカーを借りて観光する場合、特別な許可や追加資格は必要ありません。
ただし、以下のケースでは別途資格や手続きが必要になるため注意してください。
- 商用利用(乗客から料金を取る)
- 貨物の運送業として使用する場合
あくまで観光目的でのレンタカー利用であれば、国際免許+B免許で日本の道路を合法的に運転することができます。
ジュネーブ条約加盟国の確認も忘れずに!
国際免許証がジュネーブ条約(1949年)に基づいて発行されたものであることが前提です。ウィーン条約(1968年)に基づく国際免許では、日本国内では利用できないため注意してください。
✔ 参考:日本で有効な国際免許の発行国一覧(外務省または警察庁サイトで確認可能)
ジュネーブ条約とは?日本で運転できる国際免許のルールを解説

日本で外国人が車を運転する場合、「ジュネーブ条約(1949年)に基づく国際運転免許証(IDP)」が必要です。この免許証は、多くの国で公式に発行されており、グレーの紙製冊子型という特徴があります。
ジュネーブ条約とは?
ジュネーブ条約とは、1949年に締結された「道路交通に関する国際条約」のことで、国際的な運転ルールの統一と運転免許証の相互承認を目的としています。
この条約に加盟している国の免許保持者は、一定の条件を満たすことで、日本国内での運転が一時的に許可されます。
ジュネーブ条約加盟国の一例(2025年時点)
以下の国で発行された「ジュネーブ条約型の国際免許証(IDP)」であれば、日本でも有効です:
- アメリカ(USA)
- カナダ
- オーストラリア
- イギリス(UK)
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- フィリピン
- タイ
…など多数
※国によって発行方法や有効期限が異なるため、発行前に大使館または発行機関に確認するのがおすすめです。
日本で使えない免許の例

以下のような免許や書類は、日本では無効です。トラブルを防ぐためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。
・ウィーン条約(1968年)に基づく国際免許証
例:ポーランド、ベルギーなど
→ 日本はウィーン条約に未加盟のため、これらの免許では運転できません。
・カード型の「国際免許証」
→ 正式なIDPは紙製の冊子型のみ。カードタイプのものは偽物や他国専用の独自形式の可能性が高く、日本では一切認められていません。
・非加盟国の免許証+翻訳文
→ たとえ日本語や英語の翻訳文が添付されていても、ジュネーブ条約未加盟国の免許証だけでは日本での運転は不可です。
【国際免許がなくてもOK?】翻訳文で日本の運転が可能な国とは?

日本で運転するには国際免許証(IDP)が必要と思われがちですが、実は一部の国では国際免許なしでも日本で車を運転することが可能です。
それを可能にするのが、「翻訳文制度」です。
翻訳文制度とは?どの国が対象?
日本では、以下の5つの国・地域に限り、有効な自国の運転免許証+日本語翻訳文の携帯によって、日本での運転が認められています。
翻訳文で日本の運転が可能な国(2025年時点):
翻訳文で日本の運転が可能な国(2025年時点):
- スイス
- ドイツ
- フランス
- モナコ
- 台湾
これらの国の免許をお持ちの方は、国際免許証がなくても日本で合法的に運転することができます。
翻訳文の発行機関と取得方法
翻訳文は、以下の公式機関が発行したもののみ有効です。
- JAF(日本自動車連盟)
- 各国の在日大使館または領事館
- 台湾の場合:台湾の運転免許発行当局 または JAFが発行した翻訳文が必要
✔ JAFの公式サイトからオンライン申請が可能です。事前に発行にかかる日数や料金を確認しておきましょう。
翻訳文制度の注意点
翻訳文での運転には、以下の条件や注意事項があります。

【10人乗りバンもOK】ハイエースで日本をドライブ旅行しよう!
日本の道路交通法では、乗車定員が10人以下の車両であれば、普通免許(B免許)で運転が可能です。つまり、人気のトヨタ・ハイエース(10人乗りモデル)も、外国人ドライバーが運転できます。
ハイエースは旅行にぴったりの大型バン
- ゆったり10人乗れる広い車内空間
- 後方のラゲッジスペースに大きなスーツケースも余裕で積載可能
- 家族旅行や友人同士のグループ旅行に最適!
国際免許証(または翻訳文)+B免許の条件を満たせば、日本でハイエースを合法的に運転できます。

安心してレンタカーを利用するために|ASAHI MOTORSのサポート

初めて日本で運転する外国人旅行者の方には、不安もあるかもしれません。そんな方のために、ASAHI MOTORSでは、以下のようなサポート体制を整えています。
ASAHI MOTORSの外国人向けサービス:
- 英語での予約・お問い合わせ対応
- 空港やホテルへの車両デリバリーサービス
- チャイルドシートの貸し出し(子連れ旅行に便利)
- ETCカードの貸与で高速道路の利用もスムーズ
- 初心者でも安心!英語版レンタル手続きガイドつき
こうしたサービスにより、外国人の方でもスムーズに日本でのドライブ旅行を楽しむことができます。
再確認!日本で運転できる免許の条件まとめ
- ジュネーブ条約(1949年)に基づく国際運転免許証(IDP)+B免許なら、ハイエースのような10人乗りバンも運転OK
- ウィーン条約型(1968年)やカード型の国際免許証は、日本では使用不可
- 一部の国(スイス・ドイツ・フランス・モナコ・台湾)は、自国の免許証+JAFなどが発行した日本語翻訳文で運転可能
※原本の免許証は必ず携帯。翻訳文だけでは無効です。
翻訳文には有効期限がある場合もあるため、渡日前に発行日や期限を必ず確認しましょう。
正しい免許と書類で、日本のドライブ旅を楽しもう!

- トヨタ・ハイエースなどの10人乗りバンも普通免許で運転可能
- 国際免許証の種類や形式に注意!ジュネーブ条約型のみ有効
- 該当国の方は、翻訳文制度を利用すれば国際免許なしでも運転可
- ASAHI MOTORSなら、外国人でも安心してレンタカーを利用可能
正しい免許と必要書類をきちんと準備すれば、日本でのドライブ旅行はもっと快適に、もっと自由になります。大人数での移動には10人乗りバンが大活躍!
日本ならではの絶景や観光スポットを、自由なペースで巡ってみませんか?


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